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トイチとは?闇金の高金利貸付を返せない理由|借りたらどうなる?抜け出すには?

皆さんは「トイチ」という言葉を聞いたことがありますか。闇金からお金を借りると、トイチという高い金利で貸し付けられることが多く、返済が困難になります。一度借りてしまうと借金が膨れ上がり、脅迫をともなう取立てに悩まされる可能性が高いです。

この記事ではトイチの仕組みから、借りた場合に起こる問題、対処法まで詳しく解説していきます。闇金で悩んでいる方は、参考にしていただけましたら幸いです。

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トイチとは闇金が使う「10日で1割」を意味する業界用語

トイチとは「十日で一割」の金利を意味する闇金業界の用語です。年利に換算すると、365%にもなる非常に高い金利となります。

正規の貸金業者の上限金利は年20%と法律で定められていますが、トイチはその上限を大幅に超える違法な高金利貸付です。借り手が返済に苦しむのは当然と言えるでしょう。

トイチの計算方法と実際の返済額

例えば、50万円をトイチで借りた場合、10日ごとに5万円の利息が発生します。1年間借りたと計算すると、借入総額は1622万9,157円にまで膨れ上がってしまうのです。

闇金は複利計算が前提なので、返済が遅れると利息に対しても同様の金利がかかります。雪だるま式に借金が増加してしまうのです。

仮に毎月10万円返済できたとしても、利息分にも追いつかず、借金総額は増えてしまいます。

闇金が設定する他の高金利パターン

トイチだけでなく、より高い金利を設定するケースもあります。トニ(10日で2割)は年利730%、トサン(10日で3割)は年利1095%、トゴ(10日で5割)に至っては年利1825%にもなります

数値だけ見ると「1割なら」と思ってしまうかもしれませんが、実際には短期間で高額な利息が発生するため返済は厳しくなるでしょう。

トイチが違法とされる法的根拠

利息制限法と出資法により、営利目的の貸付の上限金利は年20%と定められています。よって、闇金が設定するトイチの金利は大幅に超えるため完全に違法となるのです

貸金業法では、年利20%を超える契約は無効と明文化されています。トイチ契約は年利365%になるため、法律上まったく効力を持たない契約です。

判例でも、闇金の著しく高利での貸付は不法原因給付として扱われ、元本すら返還しなくて良いとされています。借り手に法的な返済義務はなく、既に支払った金額についても請求が可能です。

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闇金からトイチで借りるとどうなる?返済地獄の実態

闇金は借り手が完済できないよう意図的に仕向け、利息を巻き上げ続けることを常套手段としています。一度闇金を利用すると、永続的に利息を搾取されてしまいます。

完済を妨げる闇金の悪質な手口

借り手が完済しようとしても「事前連絡が必要だった」「手数料が別途かかる」などの難癖をつけて拒否するケースも少なくありません。完済の期日が近づくと連絡を絶ち、完済できないようにする手口もあります。

そして借り手が期日に支払えなかったことを理由に、強硬に取り立てを行います。ときには、新たな貸付を行う、犯罪の片棒を担がせるなど、事態が悪化することもあるのです。

闇金による違法な取立て行為

闇金は借入時には親身に対応しますが、返済が滞ると態度を豹変させ、法外な取立てを行います。優しい対応から一転、脅迫まがいの言動で借り手を追い詰めていきます。

昼夜を問わず頻繁に電話やメッセージで支払いを催促し、心理的プレッシャーをかけるといった行為が一般的です。当然違法ですが、闇金はそうした法律を無視して執拗に取立てを行います。

恐怖心から闇金の要求に応じざるを得ない状況に追い込まれる借り手も少なくありません。

精神的・社会的に追い詰められる

執拗な取立てにより精神的に追い詰められてしまうと、強いストレスや不安を感じてしまう方も多いでしょう

職場や家族に連絡が入ってしまうと、社会的信用や人間関係が崩壊するリスクがあります。家族に知られたくない、職場に知られたら解雇されるかもしれないという恐怖から、多くの方がさらに追い詰められていきます。

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闇金の借金は返さなくてもいい?法的根拠と対応策

闇金の違法な高金利での貸付は法律上無効であり、元本を含めた返済義務は一切ありません。法律で守られている事実を知れば、柔軟に対応できるでしょう。

闇金への返済を拒否できる法的根拠

闇金から受け取った金銭は不法原因給付として返還の義務はなく、借り主が支払った金銭は不当利得として返還請求権があります。つまり、元金すら返済不要で、既に支払った金額も取り戻せる可能性があるのです。法律に違反した契約は法的に守られず、履行する義務もありません。

利息制限法により、年利20%を超える割合による利息の契約は無効と記載されています。トイチは年利365%になるため、完全に無効な契約です。

闇金からの取立てに対する正しい対応

闇金の言葉や取立てには応じず、返済を拒否してください。電話には出ず、訪問は無視するなどして一切関わらないようにすることが重要です。

取り立ての証拠は法的手続きを取る際に有力な証拠となりますので、しっかりと保存しておきましょう。

債務整理は闇金には通用しない

正規の貸金業者と違い、闇金には法律を守る意思がないため債務整理をしても手続きに従いません。債務整理は法律に基づく手続きですが、闇金は法の外で活動しているため効果がないのです。

闇金問題は債務整理ではなく、警察や専門家へ相談することをおすすめします。

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闇金被害から抜け出すための具体的な方法

闇金被害から抜け出すには、専門家への相談が効果的と言えるでしょう。一人で対処するのは難しい場面が多いため、適切な知識と経験を持つプロの助けを借りることが解決の鍵となります。

問題を放置すればするほど状況は悪化するため、早めに対応することが大切です。

弁護士・司法書士への相談が最も効果的

弁護士や司法書士に相談すれば、専門的な観点から闇金への対応を任せられます。闇金対応の経験が豊富な専門家なら、より適切な解決策を提案してくれるでしょう。

交渉はすべて代行してくれ、闇金業者に対して「受任通知」を送ることで取立てを止められます。受任通知が届いた後の直接取立てはできず、闇金側も手を引くケースがほとんどです。

警察への相談と被害届の提出

警察署の生活安全課に相談すれば、闇金業者に電話をして取立てを止めてくれることがあります。警察からの連絡は闇金業者に大きなプレッシャーとなり、取立てを辞めざるを得なくなるでしょう

具体的な証拠があれば警察も動きやすくなるので、闇金業者から受けた嫌がらせは証拠として残しておきましょう。

闇金被害から身を守るための予防策

闇金被害から身を守るために、安易に個人情報を漏らさないようにすることが大切です。闇金は借り手の弱みを握るために個人情報を利用するため、情報管理が重要です。

闇金がお金を勝手に振り込み、その後取立てをする場合もあります。必要であれば銀行口座を解約し、振り込まれる前に対策をしておきましょう。

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まとめ

トイチは「10日で1割」の金利を意味する闇金業界用語で、年利365%という法外な高金利です。正規の貸金業者の上限金利は年20%のため、トイチは明らかに違法な金利設定となります。

闇金から借りると短期間で借金が膨れ上がり、返済不能に陥ってしまいます。違法な取立てに悩まされたり、家族や職場への嫌がらせにより、精神的にも社会的にも追い込まれてしまう可能性もあるでしょう。

闇金の借金は法律上無効であり、返済義務はありません。闇金被害から抜け出すには、弁護士や司法書士、警察への相談がお勧めです。

闇金の被害に遭った場合、一人で抱え込まず専門家に相談しましょう。早期対応により被害拡大を防ぐことができます。

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