ソフト闇金ゴールドの危険性は？「ブラックOK」の裏に潜むリスクを教えます

通常の金融機関から融資を受けられない状況では「ブラックOK」「即日融資」といった言葉に飛びつきたくなるのが人の常でしょう。

実際、昨今猛威を振るうソフト闇金ゴールドは上述のような言葉で多重債務者を誘引し、困っている人々を食い物にするのです。

なお「ソフト」の名を冠しながらも年利782％という法外な金利を要求し、違法な営業を続けているのが同業者の実態です。

本記事では注意喚起の観点から「ソフト闇金ゴールド」の実態と危険性について詳しく解説し、もし既に借りてしまった場合の対処法までをご紹介します。「取り返しのつかない状況」に陥らないよう、ぜひ最後までお読みください。

ソフト闇金ゴールドとはどんな業者なのか

ソフト闇金ゴールドは「独自審査で系列店もなく申し込みから30分でライン完結」と宣伝する、いわゆる「ソフト闇金」と呼ばれる業者です。「ブラックOK」「在籍確認なし」など、通常の金融機関から融資を受けられない人々を引き寄せる言葉で営業しています。

しかし、実態は違法な高金利で貸付を行う闇金業者に他なりませんのでご注意下さい。

ソフト闇金ゴールドの基本情報

ソフト闇金ゴールドは集客用ウェブサイトを開設し、積極的に融資勧誘を行っています。対象年齢は20歳以上で、担保や連帯保証人は不要と宣伝しているため、若年層や社会的信用が低い層をターゲットにしていることが分かります。

融資額については、初回は2万円〜30万円、2回目以降は3万円〜50万円までとしていますが初回から高金利を課し、返済が遅れれば遅れるほど借金が膨らむ仕組みになっており、一度「飲まれる」と抜け出すのが極めて困難になることは間違いありません。

ソフト闇金ゴールドの特徴

「LINE完結型」を謳い、申し込みから融資までをスピーディーに行うという点を含めて基本的に正規の手順を踏まない点においても違法操業を行う業者であり、危険性も高いと言わざるを得ません。困っている人の事情に付け込み、契約内容をきちんと確認する時間を与えないまま契約へと誘導するわけです。

【そもそも】ソフト闇金の裏に潜む危険性とは

「ソフト」「優良」などの言葉を冠した闇金業者が近年増加していますが、名前に「ソフト」と付いていても実態は従来の闇金と変わりません。むしろ一見穏やかな対応で安心感を与え、気づかないうちに法外な金利での契約を結ばせる点で、より巧妙かつ危険とも言えます。

結局のところ、いくら「ソフト」と名乗っても、法定金利をはるかに超える貸付を行う時点で違法な闇金業者であることに変わりはありません。

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ソフト闇金ゴールドに借りるとどうなるのか

ソフト闇金ゴールドからお金を借りると、借りるときは親切で丁寧な対応かもしれませんが、一度でも返済が遅れると態度が豹変します。

具体的に何が起こるのか、詳しく見ていきましょう。

法外な金利で借金が雪だるま式に増加

ソフト闇金ゴールドの金利は10日や1週間単位で設定されており、初回20〜35％、2回目以降5〜30％の利息に加え、手数料3,000円を要求しています。これを年利に換算すると驚愕の782％程度になります。

法律で定められた上限金利（利息制限法）は15〜20％ですから、比較してみるとこれがいかに法外な金利かが分かるでしょう。

悪質な取り立ての実態

電話でしつこく督促されたり、「家族や勤務先に借金をばらす」などと脅されることは日常茶飯事です。5chなどの口コミサイトには好意的な書き込みも見られますが、業者側の自作自演である可能性が極めて高く、実際の利用者の評判は極めて悪いと考えるべきでしょう。

個人情報の悪用リスク

懸念すべきは、集めた個人情報が他の違法業者と共有される可能性です。一度情報が流出すると、複数の闇金業者から勧誘や取り立てを受ける恐れがあります。

更に収集した個人情報を元に、家族や職場への取り立てや嫌がらせに利用されることもあり、プライバシーが著しく侵害されるリスクを負うことになります。

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ソフト闇金ゴールドに返済できないとどうなるのか

ソフト闇金ゴールドに返済できなくなると、悪質な取り立てがエスカレートし、精神的に追い詰められていくのは避けられません。具体的な状況を確認していきます。

まず避けられない「取り立ての激化」

返済が滞ると、1日に何十回も電話・LINE通話がかかってくるなど、執拗な取り立てが行われます。早朝や深夜を問わず取り立ての電話がかかってくるため、正常な生活リズムが崩れ、精神的にも追い詰められてしまうでしょう。

周囲への影響も日増しに悪化

闇金業者の取り立ては、本人だけでなく周囲の人々にも及びます。緊急連絡先として登録した相手はもちろん、職場にも架電しますので危険です。

結果として社会的信用が傷つけられ、職場での立場が悪くなる恐れがあります。最悪の場合、職を失うことにもなりかねません。

多重債務・自力解決困難な状況へ

返済のために別の闇金からお金を借りる「自転車操業」に陥ると、状況はますます悪化するでしょう。複数の闇金から借りることで、取り立ての頻度や厳しさが増し、精神的な余裕はますます失われていきます。

こうなると専門家の助けを借りることが不可欠ですが、そのタイミングが遅れれば遅れるほど、解決は難しくなります。

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ソフト闇金ゴールドへの返済義務はある？ない？

結論から言えば、ソフト闇金ゴールドは違法な高金利で貸付を行っており、法的には返済義務はありません。

他方、自力解決は難しいと言えます。詳細をみていきましょう。

闇金への返済が「法的には」必要ない理由

ソフト闇金ゴールドを筆頭として「闇金」は貸金業法に基づく登録を行っておらず、違法な存在です。違法な目的・方法での契約は法的に無効（これを総称して「不法原因給付」と言います）であり、返済義務は発生しません。

とはいえ業者側も違法性を承知の上で営業している以上、あらゆる手段で取り立てをしますから、借り手が自力で返済を止められるものでもありません。

自己判断で返済を止めるリスク

先述のとおり法的には返済義務がなくても、闇金は違法な取り立てを続ける可能性が高いです。返済を止めると、より悪質な取り立てや嫌がらせがエスカレートする恐れがあります。

個人で対応すると精神的な負担が大きく、専門家のサポートなしで闇金と対峙することは非常に危険です。威圧や脅迫に屈して再び支払いを始めてしまうケースも多く見られます。

適切な対応方法は結局「弁護士への相談」

結局のところ、最も適切な対応は、弁護士に相談することです。闇金対応に精通した専門家であれば、適切な法的措置を講じ、取り立てを止めさせることが可能です。

警察への相談も有効ですが、返済に関する部分での実効性はないものと見てよいでしょう。

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ソフト闇金ゴールドの取り立てをストップする方法は

ソフト闇金ゴールドからの取り立てに悩んでいる場合、当事務所のような「闇金対応に強い」弁護士事務所へ相談することで、闇金からの取り立てを法的に止めることができます。

「もう闇金から借りない」と意志を固める

意外にも闇金問題を解決する上で、まず重要なのは「もう二度と闇金から借りない」という強い意志を持つことです。一時的な解決だけでは根本的な問題は解決しません。

金銭的に困窮している状況であれば、自治体の相談窓口や法テラスなど、公的な支援制度の利用も検討しましょう。借金問題は一人で抱え込まず、適切な支援を求めることが解決への第一歩です。

借り入れ状況や取り立ての記録をまとめる

続いて自分の借り入れ状況を整理し、取り立ての証拠を集めることが重要です。借入日、金額、返済日、返済額、取り立ての内容や日時など、詳細に記録しておきましょう。

記録をまとめることで借金の全体像が明確になり、解決への道筋が見えてきます。

弁護士への相談

先に解説した通り、闇金問題の解決には、闇金対応に詳しい弁護士への相談が最も効果的です。特に闇金業者の習性に明るく対応実績のある弁護士は、効果的な対応策を講じてくれます。闇金業者はこの手の弁護士が介入すると、取り立てを諦めることが多いです。

弁護士は最終手段として闇金の口座凍結などの法的措置も可能で、被害の拡大を防止できます。なお闇金対応においては交渉が重要であり、最初から法的措置を取ることは弁護士の間でも正しいかどうかについて見解が分かれるところですから、やはり弁護士の中でもこうした案件に対応してきた実績値のある者に相談するのが宜しいでしょう。

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まとめ

ソフト闇金ゴールドは「ソフト」と名乗りながらも、実態は違法な高金利で貸付を行う闇金業者です。一度でも手を出せば、法外な金利により借金が雪だるま式に増え、悪質な取り立てに苦しむことになります。

法的には返済義務がないものの、自己判断で返済を止めると取り立てがエスカレートする恐れがあり、個人での対応は危険です。

ソフト闇金ゴールドに関してお悩みの方は、当事務所に相談してみる選択肢もあります。まずは一人で悩まず相談されてみてはいかがでしょうか。