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闇金から逃げられる?追いかけてくるのはどんなケース?縁切りの方法をお伝えします

闇金からお金を借りてしまい、返済に困っている方の中には「逃げてしまおうか」と考える人も少なくありません。実際に法律的には闇金からの借金には返済義務がないとされていますが、逃げることで発生するリスクや問題もあります

今回は、闇金業者がどのようなケースで債務者を追いかけてくるのか、安全に縁を切るための正しい方法について解説します

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【結論】闇金の借金から逃げる(飛ぶ)ことは法律的には可能

闇金からの借金について、法律的な観点からみると逃げることは可能です。これは、闇金の契約自体が違法であり、返済義務がないとされているからです。

闇金の金利は法定限度を大幅に超えているため無効

闇金業者は年数百パーセントから数千パーセントという法外な高金利で貸し付けを行っています。利息制限法や出資法で定められた上限金利である年15%から20%を大幅に超えているため、契約自体が無効です。

出資法の上限金利である年20パーセントを超える貸付は刑事罰の対象となり、超過分の利息は法的に無効です。したがって、闇金業者が設定している金利は法的根拠を持たず、支払う必要がありません。

闇金の借金には返済義務がない

闇金の貸付は民法上の「不法原因給付」にも該当するため、返済不要とされています。違法な行為によって発生した債務については、法律上の保護を受けられません。

ただし最初から返済の意思がなく、逃げることを前提に借り入れをするのはさまざまなリスクがあり危険です。詳細は後述します。

最高裁も闇金からの借金は無効と判決

2008年の最高裁判決では、闇金の貸付は契約自体が無効であると判断されました。この判決により、闇金業者は元本の返還も請求できないとされています

闇金の貸付は公序良俗に反する行為であると司法の場で明確になっています。社会の秩序を乱す違法行為については、法律による保護は一切受けられません。

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借り逃げ前提で闇金から借金するのは危険!

法律的には返済義務がないとはいえ、借り逃げ前提で闇金から借金するのは非常に危険です。闇金業者は法的手段に訴えることができない分、違法な手段で回収を図ってくるためです。

常識外の嫌がらせで追い詰められる

闇金は返済が滞ると、1日に何十回も電話やLINE、SMSで執拗に取り立てを行います。深夜や早朝を問わず連絡してくるため、日常生活に大きな支障をきたすでしょう

また、職場、家族のもとにまで嫌がらせや脅迫が及ぶことがあります。悪質なケースでは子どもの学校にまで取り立ての連絡が来たケースもあり、精神的に追い詰めるような嫌がらせを受けるかもしれません。

家族や友人を巻き込むため社会的信用を失う

前述のように、闇金は申込時に得た家族や親族の連絡先にも取り立てを行うため、周囲に借金を知られるリスクが高くなります。さらに職場や家族の勤務先にも連絡し、社会的信用や人間関係が壊される可能性が否めません

最悪の場合、職場での立場を失い退職に追い込まれることもあります。経済的な問題を解決しようとして、さらに大きな問題を抱えることになってしまうかもしれません。

そもそも闇金は縁ができること自体が危険な業者

闇金は違法な営業を行っており、利用した時点で個人情報が悪用されるリスクがあると覚えておきましょう。一度関わると、他の闇金業者にも情報が流れ、勧誘や被害が連鎖しやすくなります。

SNS経由やダイレクトメールでの勧誘も増えており、若者や主婦も狙われやすくなっています。手軽に利用できるように思わせておきながら、実際は深刻な被害につながりかねません。

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闇金は逃げた(飛んだ)債務者を追いかけてくる?実態は?

闇金業者が債務者を追いかけてくるかどうかは、さまざまな要因によって決まります。業者の方針や債務者の状況によって、対応は大きく異なりますので、詳しく解説しましょう。

どこまで追いかけてくるかはケースバイケース

闇金の追跡は債務者の状況や貸付額、業者の方針によって異なります。少額の場合は業者があきらめて、追及が早期に終わるかもしれません

一方で執拗に連絡や嫌がらせを続ける業者も存在します。業者の性質や状況によって、対応は大きく変わってくるといわざるを得ません。

闇金自身が必死な場合はしつこく追いかけてくる

業者が回収に必死な場合、債務者の居場所を特定しようとあらゆる手段を使います。また、業者自身の経営状況が厳しい場合は、より執拗になるといえるでしょう。

最近ではSNSやインターネットの情報から個人情報を収集できるため、家族や職場まで追及が及ぶケースがあります。現代ではさまざまな情報源から個人を特定できてしまうため、注意しなければいけません。

「舐められた」「メンツを潰された」と感じると採算度外視の嫌がらせも

業者が「舐められた」と感じると、採算を度外視して嫌がらせをエスカレートさせる場合があります。感情的になった業者は、理性的な判断を失うことも多いのです。

嫌がらせの内容は誹謗中傷や虚偽の情報拡散など多岐にわたります。また、他の被害者を脅迫して、家に落書きをするなど実害のある嫌がらせを代行させるケースもあります。関係のない人々まで巻き込まれる危険性があるため注意しましょう。

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闇金から借りてしまった際の正しい対処法

闇金から借りてしまった場合、適切な対処法を取るのが重要です。間違った対応をすると、被害が拡大するかもしれません。

最も効果的なのは弁護士への相談

弁護士に相談すると、違法な取り立てや連絡が即座に止まるケースが多くあります。専門家の介入により、業者の対応が大きく変わるためです。また、弁護士が業者へ「受任通知」を送ることにより、債務者への直接的な取り立てができなくなります。

初回相談無料や分割払いに対応している法律事務所も多く、経済的に困っている状況でも、相談しやすい環境が整っています。早めの相談が解決の近道といえるでしょう。

夜逃げはほぼ効果がない

夜逃げをしても闇金業者はあらゆる手段を使って居場所を特定しようとします。現代では個人を特定する手段が多様化しているため、完全に逃げ切ることは困難といわざるを得ません。

もし夜逃げしたとしても、住民票を動かせないないため精神的ストレスが続き、生活再建が困難になるリスクが高くなります。常に発見される不安を抱えながら生活することになり、根本的な解決には至りません。

自分だけで交渉することは絶対にしない

闇金業者と直接交渉すると、脅迫や違法な要求にさらされるリスクが高くなります。一般の方では業者の巧妙な手口に対抗するのは困難です。適切な知識や経験がなければ、状況を悪化させてしまう可能性も否めません。

最も大切なのは、必ず弁護士を介して対応することです。専門家の知識と経験により、安全かつ確実な解決を図ることができるでしょう。

実害がある場合は警察に相談する

暴力や脅迫、著しい嫌がらせなどの実害がある場合は警察に相談が必要です。生命や身体の安全に関わる問題については、警察が積極的に対応してくれます。

闇金は無登録営業や違法金利での貸付が刑事罰の対象となるため、警察も対応できます。また、違法行為に対しては、刑事事件として捜査が行われるかもしれません。

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まとめ

闇金からの借金は法律上返済義務がなく、契約自体が無効とされています。最高裁判所の判決でも、元本を含めて返済する必要がないと明確になっています。

しかし逃げるだけでは嫌がらせを受ける、社会的信用を失うなど大きなリスクが伴うため、専門家への相談が最も効果的な解決策といえるでしょう。弁護士の介入により、違法な取り立てを止めることができます。

家族や職場への被害拡大を防ぐためにも、早めに弁護士や警察に相談し、根本的な解決を目指すのが重要です。闇金問題で悩んでいるなら、一人で抱え込まずに当事務所に相談してください。一緒に問題解決を目指しましょう。

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