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【危険】先払い買取ニョロロンは違法業者です!金券買取を装った実態を解説

先払い買取業者「ニョロロン」という名前を聞いたことがあるでしょうか。「金券を最短10分で現金化」と宣伝しているこの業者は、一見便利なサービスを提供しているように思えます。しかし実際には、金券買取を装って違法な高金利貸付を行う悪質業者だということをご存じでしょうか。この記事では、ニョロロンの実態と危険性について詳しく解説します

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ニョロロンとはどのような業者か?概要を調査

金券買取業者を名乗るニョロロンの正体について、調査した結果をお伝えしていきます。宣伝内容から運営会社の実態まで、注意すべきポイントを確認しましょう。

「最短10分で金券を現金化」と宣伝する金券買取業者

ニョロロンは「最短10分で金券を現金化」というキャッチフレーズで集客を行っている業者です。公式サイトからLINE登録し、商品画像や必要情報を送信するだけで申込みが完了するシステムになっています。

査定は最短10分で完了し、買取金額が即座に銀行口座へ振り込まれると宣伝されています。商品は後日発送で、発送期限は契約時に決定され最長30日以内となっているのが特徴です。一見すると手軽で便利なサービスのように見えるものの、仕組み自体に大きな問題があります。

ニョロロンの買取商品と利用条件

ニョロロンが買取対象としている商品の種類は非常に幅広く設定されています。信販系ギフト、QUOカード、建退共証紙、ビール共通券、株主優待券、テレホンカード、切手、収入印紙などが対象です。

これらの金券類は実際に市場価値がある商品ですが、問題は買取の手順にあります。通常の金券買取業者であれば、商品を確認してから代金を支払うのが当然の流れですが、ニョロロンでは、実際に商品を受け取る前に代金を支払うという不自然な取引が行われています

古物商許可番号を掲載しているが虚偽の番号

ニョロロンの運営会社は株式会社エックスプラスです。会社は実在する上、古物商許可番号が掲載されているため、一見すると正規の業者のように見えるでしょう。

ところが掲載されている「東京都公安委員会第301092419337号」という許可番号を公開リストで確認すると、存在しないのです。虚偽の番号である可能性が高く、明らかに問題のある行為です。

同じ所在地・社名の先払い買取業者は他にも

さらに調査を進めると、先払い買取業者「ジャンボ」や過去に問題視された「イットク?」も、ニョロロンと所在地・社名・古物商許可番号が同じであることがわかりました。同一グループが複数の名前で営業している疑いがあります。

このような手法は違法業者によくある特徴で、一つの業者が問題になっても別の名前で営業を続けるための手段です。

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ニョロロンの先払い買取が違法とされる理由

ニョロロンの営業手法が法律に違反している理由について、具体的に解説していきます。一見すると金券買取に見える取引の裏側を詳しく解説していきましょう。

金券買取を装い実質的に貸付を行っている

ニョロロンの取引は商品売買の形式をとりつつ、実際には商品の発送前に「買取代金」の名目で現金を渡す仕組みになっています。これは正常な商品売買ではありません。

実は先払い買取はキャンセルが前提の取引なのです。代金振込→取引キャンセル→代金+キャンセル料の支払いという流れが実質的な返済になります。だまされて買取を依頼すると一方的にキャンセルされて高額な手数料を要求される仕組みです。これは明らかに金銭の貸付であり、買取という名目は単なる隠れ蓑に過ぎません。

金銭の貸付けには「貸金業登録」が必要

日本では金銭の貸付業務を行う場合、貸金業登録が必要と法律で定められています。貸金業登録がないまま実質的な貸付業務を行うことは貸金業法違反です。

前述のスキームで買取を装ってはいるものの、出資法や利息制限法の上限を大幅に超える違法な金利が発生しているケースが多いのが実情で、金融庁も「先払い買取現金化」はヤミ金融に該当する恐れがあると警告しています。

個人情報の悪用リスクがあり違法性が高い

ニョロロンに申し込む際には多くの個人情報を提供する必要がありますが、申し込み時に収集された個人情報は悪用される可能性が高く、かなり危険です。ネット上で個人情報がさらされるなど、犯罪被害に発展するケースも報告されています。一度提供した個人情報は他の違法業者にも売られ、新たな被害を招くかもしれません。

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ニョロロンを利用した場合に発生するトラブル

実際にニョロロンを利用してしまった場合、どのようなトラブルが発生するのかを具体的に解説していきましょう。被害の深刻さを理解してください。

常識外れの利息を要求される

ニョロロンを利用した場合の実質的な利息は年利換算で1,300%に達することがあります。これは法定金利の65倍以上という異常な数値です。

主に給料日に返済を求める「給料日合わせ」という手口を使うため、給料日の数日前などに利用すると、実質的な利率はさらに跳ね上がります。例えば3万円を借りて、1週間後に5万円を支払うよう要求されるケースもあります。このような高金利は明らかに違法であり、借り手の経済状況を更に悪化させる結果しか生みません。

脅迫による取り立てやしつこい催促が行われる

返済が遅れると、電話やLINEで執拗な督促を受けることになります。この手の業者は一日に100件以上連絡してくることも多く、電話やLINEに恐怖を感じるようになる人も少なくありません

督促の内容は「今すぐ払わないと家に行く」「職場にばらす」といった脅迫的なものが中心です。睡眠や仕事に支障をきたすほどの頻度で連絡が来るため、精神的な負担は計り知れません。

社会的な信用を失うケースも

先払い買取業者は申し込みの際に緊急連絡先を要求してきます。返済ができないと勤務先や家族に連絡され、社会的信用を失う被害も多数報告されています

職場に「○○さんがお金を借りて返していない」といった内容の電話がかかってくることで、職を失う人も。前述のようにSNS等を使った嫌がらせや個人情報の拡散リスクもあるため、被害は金銭面だけにとどまりません。

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ニョロロンを利用してしまったらどう対処すべき?

万が一ニョロロンを利用してしまった場合の対処法について説明します。早期の対応が被害を最小限に抑えるカギとなります。

早期解決を目指すなら弁護士に相談する

闇金対応に強い弁護士に相談し、法的措置を検討するのが最も効果的な解決方法です。専門知識を持つ弁護士であれば、それ以上返済せずに済むよう先払い業者と交渉してくれます。

不当な返済要求や脅迫には応じず、専門家の指示に従うのが大切です。自己判断で返済や連絡を続けると被害が拡大する恐れがあるため、弁護士に依頼してからは連絡を絶つようにしましょう。弁護士が介入することで、多くの場合は取り立てが止まり、返済せずに済む可能性が高くなります。

証拠は必ず保存しておく

弁護士への相談や警察への被害届提出に備えて、やり取りの記録や振込明細、契約書など証拠を必ず保存しておきましょう。スマートフォンのスクリーンショット機能で画面を撮影したり、録音アプリで会話の内容を残しておくことも重要です。

被害の実態を弁護士が把握しやすくなり、警察に相談する際も活用できるからです。LINEでのやり取りや電話の録音は、違法な取り立ての証拠として非常に有効になります。

今後は絶対に利用しないことを徹底する

一度でも先払い買取業者を利用すると、個人情報が他の業者にも流れて新たな勧誘を受けるかもしれません。先払い買取業者はすべて違法金融業者と認識し、今後は絶対に手を出さないようにしましょう

インターネット上の「簡単現金化」などの広告には絶対に手を出してはいけません。「うまい話には裏がある」ことを念頭に置き、まず警戒する癖を付けることが大切です。

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まとめ

先払い買取業者「ニョロロン」は金券買取を装った違法な貸金業者であり、利用すると深刻なトラブルに巻き込まれる危険があります。年利1,300%という異常な高金利や執拗な取り立て、個人情報の悪用など、被害は多岐にわたります。

もし利用してしまった場合は、すぐに闇金問題に強い弁護士に相談し、証拠を保存しながら適切な対処を行うのが大切です。今後は「簡単現金化」などの甘い誘惑に惑わされず、正規の金融サービスや公的支援制度を活用するよう心がけましょう。

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