先払い業者「買取ザウルス」は金券買取を装う違法業者！利用でどうなる？対処法も解説

先払い買取業者の「買取ザウルス」は、金券の買い取りを装った違法な高金利貸付を行う業者です。古物商許可を取得して営業してはいますが、実際は闇金と同様の手口で法外な金利を請求し、返済が滞ると執拗な取り立てを行います。

また、買取ザウルスを利用すると、年利1200%以上の超高金利で借金を背負うことになり、返済できなければ職場や家族への取り立てに発展するかもしれません。今回は買取ザウルスの実態と対処法について解説します。

先払い買取「買取ザウルス」は闇金！取り立てを止める方法とは？

買取ザウルスの被害に遭った場合、個人で対処するのは危険です。相手は違法業者であり、取り立てや嫌がらせがエスカレートするかもしれません。

弁護士を介入させるのが最も安全性が高い

先払い買取業者の実態はほとんどが闇金です。個人で対処するのは危険で、さらなる追い込みをかけられるかもしれません。

弁護士に依頼すると、依頼者の代わりに業者と交渉し取り立てを止めてくれます。法的な知識を持つ専門家が間に入ることで、業者も強引な取り立てを継続しにくくなるためです。今後被害者に手出ししないよう交渉し、取り立てから解放されるため、精神的な負担も軽減されるでしょう。

メッセージ画面の撮影や通話の録音を残しておく

業者との通話の録音データや、メッセージのやり取りの画面をこまめに撮影し証拠として残しておくのが重要です。業者とのやり取りをすべて記録しましょう。

証拠があれば、弁護士に相談する際、被害の実態を把握しやすくなります。弁護士も適切な対応策を立てやすくなり、交渉も有利に進められるでしょう。

どんな弁護士に頼むべき？

闇金や先払い買取業者のトラブル解決を依頼するなら、必ず違法業者に対応した実績の豊富な弁護士を選ぶのが大切です。違法業者への対応には特殊な知識が必要で、一般的な法律事務所では対応できない場合があります。

最初の相談時に、解決の見込みがあるのか、どう進めていくのか弁護士に確認するのをおすすめします。

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買取ザウルスとは？概要を紹介

買取ザウルスは、金券の買い取りを装った先払い買取業者の一つです。正規の古物商許可を取得し、商品券やギフト券の買い取りを行っているようにみせかけていますが、実際は違法な高金利貸付を行っています。詳しく解説しましょう。

買取ザウルスは表向きは金券の買取業者

商品券やギフト券の買い取りを表向きの業態としています。全国百貨店共通券、信販系ギフトカード、株主優待券まで幅広く取り扱っているとWEBサイトで宣伝しています。「審査なし」「即日現金化」などと手軽さをアピールしていますが、これらはすべてお金に困った人を誘い込む手口です。

掲載されている古物商許可番号と法人登記は実在

調査したところ、Webサイトに掲載されている古物商許可番号と法人登記は実在します。一見すると正規の業者のように見えるため、多くの人がだまされてしまうでしょう。

ただし、許可番号が本物＝安全というわけではない点に注意しなければなりません。古物商許可は比較的取得しやすく、許可を持っていても違法行為を行う業者は存在します。

以前は「買取モンスター」という名称で営業していた情報あり

先払い買取業者は、警察などの公的機関にマークされることも多く、頻繁にサービスの名称や電話番号、所在地を変える特徴があります。買取ザウルスも、以前は同じドメインと運営会社名で、別のサービス名「買取モンスター」を使っていました。この点も非常に怪しい要素の一つです。

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買取ザウルスの実態と利用した際の想定リスク

買取ザウルスを利用すると、表向きは金券の買い取りでも、実際は高金利の借金を背負うことになります。詳しく解説しましょう。

買取ザウルスの実際の買取額は額面の50％程度

買取ザウルスの先払い買取は、手元に金券がない場合でも申し込みが可能で、通常のチケットショップでの買い取りなどとは違います。買取額は額面の50%程度であり、直近の給料日に、申し込んだ額面のギフト券などを送る仕組みです。

これを年利換算すると、最低でも1200％を超える超高金利となります。

高額な返済ができないと取り立てや嫌がらせに発展する

返済が遅れると電話やLINEで執拗な督促が行われます。職場や家族への連絡をほのめかし、実際に実行されることも。先払い業者は、このように被害者に恥をかかせたり、名誉を傷付けることによる取り立てを好む傾向があります。

申込時に個人情報が収集されるため危険度が高い

買取ザウルスは、申し込みの際に各種公的な身分証の内容を要求します。マイナンバーカード・パスポートなどが利用できるとしていますが、いずれも違法業者に渡すには危険なものばかりです。

闇金業者や先払い買取業者は、返済が滞った際にこうした情報をインターネット上に公開することも多くありますので、気軽に提出してはいけません。

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違法な先払い買取業者と正規のチケットショップはどう見分ける？

正規の金券買取業者と違法な先払い買取業者を見分けるには、いくつかの重要なポイントがあります。見た目だけでは判断が難しいため、複数の要素を総合的に判断するのが大切です。適切な判断ができれば、被害を未然に防ぐことができるでしょう。

古物商許可番号の実体があるか調べる

古物商許可番号は公安委員会のデータベースで照合できます。各都道府県の公安委員会のWebサイトで、許可番号の真偽を確認しましょう。

古物商許可番号が不明確、または番号が存在しない場合は違法業者の疑いが高くなります。番号が記載されていない業者は確実に違法ですが、偽の番号を使用している場合もあるため注意が必要です。

ただし、買取ザウルスのように「古物商許可番号はあるが実態は違法業者」のケースもあります。許可番号の有無だけでなく、他の要素も併せて判断することが重要です。

店舗があるか確認する

実店舗が存在する業者なら比較的安全性は高いといえます。実際に店舗を構えている業者は、所在地が明確で責任の所在がはっきりしているためです。

また、店舗や営業所の写真が公式サイトに掲載されているかという方法でもチェックできます。Googleマップなどで実際の住所を確認し、店舗が存在するかどうかも調べるとよいでしょう。

店舗がなく、連絡先が携帯電話のみの場合はトラブル時に連絡が取れないリスクがあります。問題が発生した際に逃げられてしまう可能性が高く、被害の回復が難しくなるでしょう。

「商品の写真だけで買取代金を振り込み」と宣伝している場合は危険！

商品の現物確認なしで先にお金を振り込むサービスは、キャンセル料や違約金名目で高額請求されるリスクがあります。これは先払い買取業者の典型的な手口ですので注意しなければなりません。

正規の買取業者であれば、実際に商品を確認してから代金を支払うのが一般的です。商品の状態や本物か偽物かを確認せずに買い取りを行うことは、通常の取引では考えられません。

また、勤務先や保証人など不要な個人情報を求められる場合は、闇金業者の可能性が高いといえます。単純な買い取りであれば、身分証明書以外の詳細な個人情報は不要だからです。

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まとめ

買取ザウルスは古物商許可を持つ金券買取業者ですが、実際は違法な高金利貸付を行う闇金業者です。年利1200%以上の超高金利で貸付を行い、返済が滞ると執拗な取り立てや嫌がらせを行います。

もし買取ザウルスの被害に遭ってしまった場合は、一人で抱え込まず、違法業者対応の実績が豊富な弁護士にすぐに相談するのが大切です。先払い買取業者で悩んでいるなら当事務所にぜひ相談ください。経験豊富な弁護士が、被害者の立場に立って全力でサポートします。