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先払い買取「チケットドンキー」ってどんな業者?利用してはいけない理由を解説

お金が必要な時、「チケットドンキー」という先払い買取サービスを見たことがあるかもしれません。ギフト券などを高額買取してくれる便利なサービスに見えますが、実際は危険な側面をはらんでいます

一見便利に見える先払い買取サービスですが、実態は法外な金利での貸付と同じと言われています。利用者が深刻な問題に巻き込まれるケースも少なくありません。チケットドンキーの実態と、利用した場合のリスク、万が一被害に遭った場合の対処法について詳しく解説します

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チケットドンキーとは?先払い買取現金化の実態

先払い買取サービスを提供する業者に「チケットドンキー」があります。表向きは全国百貨店共通商品券や各種ギフト券の買取サービスを行う業者ですが、その実態には大きな問題があると言えるでしょう。

チケットドンキーの基本情報と運営会社

株式会社マンダリンがチケットドンキーを運営しており、神奈川県横浜市泉区西が岡2-12-8-201に所在地があるとされています

古物商許可証(神奈川県公安委員会第451920003806号)を取得していると公表していますが、実際にはリストに記載されていません。過去には別の古物商許可番号を掲示していたという情報もあり、偽装の可能性が高いでしょう。

公式サイトでは全国百貨店共通商品券や各種ギフト券の買取を行うと宣伝していますが、その運営実態には疑問があります。許可番号の偽装は違法行為であり、正規の事業者とは言えないでしょう。

チケットドンキー公式サイトでは手軽に利用できることをアピール

チケットドンキーの公式サイトでは、通常買取と商品後送り(先払い)買取の2種類のサービスを提供していると謳っています。

通常買取は最大90%、先払い買取は最大60%の買取率と公式サイトに明記されています。「査定が最短5分」「当日現金化」など、すぐに現金が手に入ると強調されているのが特徴です。

「今すぐ現金が欲しい」という心理に巧みにつけ込む手法といえます

チケットドンキー公式サイトから分かる不審点

前述の通り、サイト上で公開されている古物商許可番号は存在しない可能性が高いです。

また、商品の後送りで買取を行う場合、「査定が必要」というもっともらしい理由で個人情報を収集しています。本来必要ないはずの詳細な個人情報を求めるのは、非常に不自然です。

なお、チケットドンキーの運営サイトには、某ゲームの著名キャラクターのシルエットイラストが掲載されています。著作権上の問題があるため、正規業者であればトラブルを避けるためこうした行為は避けるはずです。こうした点からも、運営業者の姿勢には大きな疑問を感じます。

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【手口は?】チケットドンキーの実態はほぼ闇金業者

表向きは買取業者を装っていますが、チケットドンキーの実態は闇金業者と変わらないと言えるでしょう。「先払い買取」というサービス内容を詳しく見ていくと、その本質が明らかになります。

「先払い買取」は買取に偽装した典型的な金銭貸し付け

先払い買取では、買取対象商品の写真を送ると、すぐに業者側から買取代金(実質的には貸し付け元金)が振り込まれます

その後商品を送ることになりますが、多くの場合このタイミングで取引がキャンセルされるという流れです。利用者は受け取った買い取り代金(元金)とキャンセル料(利息)を返さなければならず、実質的な貸付けとして成立しています。

取引はキャンセル前提のため査定も非常にずさんで、形式上は買取でも実質的には高金利での貸付けと変わらないのです。これは先払い買取業者に共通する典型的な手口です。

チケットドンキーの利率は法定利息を大幅に超える高金利

借りるタイミングによっても変わりますが、チケットドンキーの利息は低い場合でも年利換算で850%を超えるといわれます

仮に給料日の翌日に借りて、翌給料日に返済した場合でも法外な利率であるのは明らかです。闇金業者にも劣らない高金利でしょう。

当然ながら貸金業登録を持たずに営業しているため、無許可営業の違法業者であることは明白です。利息制限法で定められた上限金利をはるかに超える金利設定も違法行為にあたります。

親しみやすいデザインのWEBサイトを作り堂々と営業

某ゲームの有名キャラクターを思わせるデザインを使ったポップで親しみやすいサイトが特徴です。

特に若い世代の利用者を集めることが目的と推測されます。若年層は金融知識が乏しく、トラブルに遭いやすいため、ターゲットにされやすいのです。

「優良個別営業許可店」と謳い安心感を誘いますが、そのような認定制度は存在しません。そもそも古物営業許可番号も偽装の可能性が高く、全体的な信頼性には大きな疑問があります。

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【利用NG】チケットドンキーの利用で考えられるリスクは?

チケットドンキーのような先払い買取業者を利用した場合、様々なリスクがあります。金銭的な負担だけでなく、精神的な苦痛を伴う場合も多く、十分な注意が必要です。

執拗な取り立てと嫌がらせに悩まされる

先払い買取業者は、返済が滞ると闇金業者と同等のしつこい取り立てをしてくるのが一般的です。

昼夜問わず執拗に電話やメッセージを送り、脅迫を伴う言動で支払いを迫るでしょう。精神的に追い詰められ、日常生活に支障をきたすほどの状況に陥ることも少なくありません。

「今日中に支払わないと家族に連絡する」「明日までに払わないと職場に行く」といった脅迫めいた言葉で心理的圧力をかけられ、恐怖の中で生活することになります。

勤務先や緊急連絡先に連絡される

買取では本来必要ないはずですが、「審査に必要」として家族や勤務先などの連絡先を要求してくるのも、この種の業者の典型的な特徴です。

取得した連絡先は嫌がらせに使用され、「〇〇さんはうちからお金を借りて返していない」など、借金の存在を吹聴し社会的な立場を危うくするでしょう。家族に内緒で利用している人も多いため、家庭内不和や人間関係悪化の深刻なリスクが高まる可能性もあります。

職場に連絡が入ることで、勤務先での信用を失い、最悪の場合は職を失うケースも発生します。個人の生活基盤を根本から揺るがす危険性があるのです。

個人情報がインターネットに晒されるリスクがある

申し込み時に収集した個人情報は、掲示板やSNSに晒される可能性が高いです。

時には、顔写真と電話番号、住所を一緒に撮影したセルフィーを送らされ、それが公開されることもあります。個人を特定できる情報がインターネット上に流出することで、プライバシーが侵害される事態を招くでしょう。

個人情報の流出により、さらなる詐欺や嫌がらせの被害を受ける恐れがあります。一度流出した情報は完全に回収することが不可能で、長期間にわたって被害が続く可能性もあるでしょう。

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チケットドンキーの被害に遭ってしまったらどうすべき?

もし、チケットドンキーのような先払い買取業者の被害に遭ってしまった場合、決して一人で抱え込まずに専門家に相談することが重要です。適切な対応で、状況が改善する可能性もあります。

闇金対応に強い弁護士に相談する

闇金問題に精通した弁護士に早急に相談することが、最も効果的な解決策です

専門家に依頼することで取り立てや嫌がらせを早期にストップできる可能性が高まります。弁護士からの受任通知が業者に送られることで、直接の連絡が禁止され、精神的な負担が大きく軽減されます。

無料相談に対応している事務所も多いため、経済的に困窮している状況でも相談しやすいでしょう。相談してみることで、適切な解決策が見つかる第一歩になるはずです。

警察に相談する

最寄りの警察署に相談し、被害の記録を残しておくことも有効な手段となるでしょう。通話録音、メッセージのスクリーンショットなどを保存しておくと、相談時に証拠として活用できます。警察からの指導や助言を受けることで、より適切な対応が可能になるはずです。

特に脅迫を伴う取り立てなど、明らかな違法行為があった場合は、警察の介入によって状況が改善することもあります。

絶対に一人で戦おうとしないこと

先払い買取業者は「嫌がらせをやめてほしい」と言っても止めるような相手ではありません。むしろ、抵抗することで嫌がらせが激化したり、さらなる借金を無理やり背負わされる可能性もあります。

危険な相手でリスクが高いため、一人でどうにかしようという意識は捨てた方が良いでしょう。早めにプロに任せるのが、身の安全を守るためにも効果的な方法です。

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まとめ

チケットドンキーは表向きは商品券やギフト券の買取業者を装っていますが、実態は闇金業者と変わらない違法な貸金業者です。「先払い買取」は、実質的には法外な金利での貸付行為であり、利用者を金銭的にも精神的にも追い詰めるリスクをはらんでいます。

古物商許可証の偽装や著作権侵害の疑いなど、様々な不審点が見られることから、正規の事業者とは考えられません。利用した場合、執拗な取り立てや個人情報の流出など、深刻な被害に遭う可能性があります。

万が一被害に遭ってしまった場合は、決して一人で対応しようとせず、闇金問題に詳しい弁護士や警察に相談することが重要です。専門家の力を借りることで、状況を改善する道が開かれるでしょう。困ったときはプロの力を頼ることが、最善の解決策です。

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