お金に困ったとき、誰もが一度は『先払い買取』という言葉が気になるでしょう。中でも近年問題視されているミリオンチケットは、一見便利なサービスに見えて実は大きな危険が潜んでいます。
今回は利用者保護の観点から、ミリオンチケットの実態と対処法について解説します。
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ミリオンチケットとは?闇金まがいの先払い買取業者の実態
ミリオンチケットとはどういう会社なのか、どういう仕組みなのか、どのような特徴があるのかさっそく解説していきましょう。
業者名(屋号) | MILLION TICKET (ミリオンチケット) |
運営会社名 | DMI株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区北新宿3-1-3 第二山武ビル4階 |
電話番号 | 03-4500-0584 |
営業形態 | 先払い買取(危険) |
営業時間 | 24時間365日・年中無休 |
取扱商品 | 全国百貨店共通商品券、ギフトカード、収入印紙など |
ミリオンチケットの仕組み
商品券やギフトカードの写真をLINEやメールで送信すると、査定額が即座に振り込まれます。一見すると便利な買取サービスに思えますが、実態は全く異なります。振込後にキャンセルを前提とした契約を結ばせ、後日、法外な違約金や手数料を請求してくるのです。
結果として利用者は高額な返済を強いられ、生活が立ち行かなくなるケースが後を絶ちません。ミリオンチケットは返済期限を意図的に極端な短期間に設定し、返済困難な状況へと追い込んでいく手口を採用しています。
利用者の多くは初回取引で安心感を覚え、次第に取引額を増やしていくことになります。しかし最終的には返済が困難となり、取り立ての恐怖に怯える日々が始まることになるのです。
ミリオンチケットの特徴
宣伝文句は実にシンプルです。『即日現金化』『審査不要』『誰でも利用可能』といった言葉でお金に困っている人の心理を巧みに突いてきます。SNSやインターネット広告を駆使し、お金を必要としている人々を狙い撃ちにするのです。
貸金業に関する登録情報は一切明示されず、古物商として通常要求されることのない個人情報まで要求されます。運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類の提出を求められ、給与明細や通帳の写真提出まで迫られるケースも。
正規の金融機関であれば絶対に行わない不適切な情報収集が横行し、提供された情報は闇市場で売買される危険性も指摘されています。一度情報が流出すると、新たな被害に遭うリスクは飛躍的に高まることでしょう。
闇金と呼ばれる理由
ミリオンチケットが闇金と呼ばれる最大の理由は、無登録での金銭貸付にあります。法律で定められた上限金利を大幅に超過した金利を要求し、提供された個人情報を悪用するリスクが極めて高いのです。
貸金業法(貸金業の規制等に関する法律)では、金銭の貸付を行う事業者に対して登録を義務付けています。無登録での貸金業は刑事罰の対象となる重大な違法行為です。
出資法では貸付上限金利が年20%と定められていますが、ミリオンチケットでは実質年利が1000%を超えることも珍しくありません。法外な金利による搾取は、利用者の生活基盤を根底から崩壊させる深刻な問題となっています。
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ミリオンチケットの危険性とトラブル事例
ミリオンチケットに関する被害相談は年々増加傾向にあります。返済能力を超えた法外な金利要求により、多くの利用者が返済困難になっているのです。さらに借金の連鎖に巻き込まれ、法的な救済も難しいことから社会問題として深刻化しているといわざるを得ません。
ここからは、具体的にどのような危険性があるのか、トラブルの事例をまじえて解説しましょう。
法外な金利と返済困難
キャンセル料として商品価格の30%程度が請求され、これは実質年利にすると2230%を超える金利となります。一般的な消費者金融の金利が18%程度であることを考えると、異常な高金利といえるでしょう。
短期での返済を迫られ、支払いのために別の業者から借り入れを行うケースも多発しています。1回目の取引で10万円を借り入れた場合、1週間後には13万円の返済を求められます。返済できない場合は新たな手数料が上乗せされ、債務額は雪だるま式に増加していくでしょう。
給与日までの短期間の借入のつもりが、返済のために他の業者からの借入を繰り返す多重債務状態になるケースが後を絶ちません。最終的には生活費すら捻出できない状況に追い込まれ、自己破産申立てを検討せざるを得ない事態となってしまうのです。
執拗な取り立てと嫌がらせ
深夜早朝を問わない電話やメッセージによる取り立てが行われ、職場や家族への接触も辞さない悪質な取り立てが横行しています。返済が滞ると、1日に何十回もの執拗な取り立て電話がかかってくることも珍しくありません。
個人情報の拡散をちらつかせながら返済を迫るケースも報告されており、精神的な追い込みも深刻です。LINEやSNSを通じて、家族や友人、職場の同僚にまで支払い督促の連絡が行われるケースも発生しています。
職場に取り立ての電話が入ることで退職を余儀なくされたり、家族関係が破綻したりするなど、借金問題にとどまらない深刻な影響が生じています。中には自殺を考えるほどの精神的苦痛を受けた被害者も存在し、人権侵害の観点からも大きな問題となっているのです。
個人情報の悪用リスク
提供された個人情報は他の違法業者へと売買される可能性が極めて高く、なりすまし犯罪や詐欺被害に遭うリスクが増えるといわざるを得ません。運転免許証の画像データやマイナンバー情報は、身分証明書の偽造に悪用される危険性も指摘されています。
一度流出した個人情報の回収は事実上不可能であり、長期にわたって被害が継続するケースも少なくありません。情報流出により、新たな金融犯罪の被害者となるリスクは半永久的に続くことになります。
他の違法業者からの勧誘や脅迫めいた取り立てに悩まされ続けるケースも報告されており、精神的な負担は計り知れません。個人情報の流出は、本人だけでなく家族や知人にまで被害が及ぶ可能性があることを認識しておく必要があります。
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ミリオンチケットのトラブルから身を守る方法
ここからはミリオンチケットの被害から身を守り、金銭的な困窮状態から抜け出すための対処法をご紹介しましょう。
合法的な代替手段の活用
消費者金融やクレジットカードのキャッシング、各種ローンといった正規の金融サービスが利用できない場合でも、自治体による生活困窮者支援制度や社会福祉協議会による貸付制度が存在します。生活福祉資金貸付制度では、無利子または低金利での資金借入が可能です。
債務整理や自己破産といった法的手続きによる解決も、有効な選択肢となり得ます。任意整理や個人再生手続きを活用することで、無理のない返済計画を立てることができます。
借金問題に詳しい専門家への相談
債務整理の専門家である弁護士や司法書士への相談が効果的です。法テラスや消費生活センターといった無料相談窓口も充実しており、専門家のアドバイスを受けながら最適な解決策を見つけることが可能です。
相談料金を気にしてためらう必要はありません。法テラスでは収入等が一定基準以下の場合、無料で法律相談を受けることができます。弁護士費用の立替制度も整備されており、経済的な負担を抑えながら専門家の支援を受けられますので、ご安心ください。
しかも相談内容は守秘義務により保護されますので、家族や知人に知られることなく、安心して相談できます。専門家は依頼者の立場に立ち、最善の解決策を提案してくれます。早く相談することで、より柔軟な対応が可能となるでしょう。
被害防止のための情報収集と共有
金融庁や消費者庁から発信される注意喚起情報に日頃から目を通しておくことが重要です。最新の手口や対策について、正確な情報を入手することが被害防止につながります。
インターネット上の情報は正しいものと嘘が混在しているため、気軽な判断は禁物です。被害の経験を周囲と共有し、同様の被害防止に努めることも大切でしょう。
SNS上での情報発信には細心の注意を払い、個人を特定される危険性のある投稿は控えめにすることがおすすめです。
また、消費者団体や支援団体が開催する勉強会やセミナーへの参加も有効です。金銭トラブルから身を守るための知識を習得し、適切な対処法を学べます。同じような経験を持つ人々との交流を通じて、精神的なサポートを得ることもできるでしょう。
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まとめ
ミリオンチケットは実質的な闇金であり、利用は絶対に避けるべきです。一時的に資金繰りが改善したように見えて、実際にはさらなる困窮を招く危険な仕組みが潜んでいます。
金銭的な困難に直面した際は、必ず正規の金融機関や専門家に相談することをおすすめします。適切な対処により、解決に向かうはずです。一人で悩まず、専門家のサポートを受けるのをおすすめします。
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